一晩で、国が壊滅するということ。
月曜日、ハリケーンマリアによりドミニカは被災しました。
私も数日は水や食料を求めて瓦礫の中街を歩き回りました。
今はJICAの皆さんの必死のご尽力により、アメリカの専用船で救出して頂き近隣のセントルシアにいます。
こと災害時において、島国の大変さは比ではないです。
港や空港はもちろん、水も電気もない中で食料を求めて治安は悪化。
初めて目の前で銃が発砲されているのを見ました。
ドミニカに今、このまま住める家はほぼありません。避難所に指定されていたところも建物が崩壊していたり、国自体が今後存続しない可能性もあると思っています。
現に、交通手段が戻り次第、国を出る準備をしている友人がほとんどです。
みんな水も食料も少ない中、だんだんストレスが溜まっているだろうに
私だけ避難して複雑な気持ちです。
ただ、貴重品しか取ってこれなかった私に服や生活用品、食べ物を分けてくれるセントルシアの隊員のみなさんや事務所のみなさんには本当に頭が上がりません。
復興を祈るばかりです。